原画OJT練馬「絶対画力をつける!」が開催されました

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 昨年好評を博しました練馬区アニメ人材育成事業、今年は『絶対画力をつける!』と銘打って2/8~3/1までの日曜日に合計4回の講座が開催されました。
 有能なアニメーターを輩出しアニメーションの労働価値を高める為にも、特に原画人材の育成が重要であるという観点から、今年はレイアウト・パースを中心とした講座内容に決定致しました。
 メイン講師を務めて下さったのは『うしおととら』の西村聡監督。アシスタント講師には『HUNTER×HUNTER』の神志那弘志監督、『Blade&Soul』の竹内浩志監督という錚々たるメンバー。皆さん厳しい言葉の中にも後進を導いていこうとする情熱に溢れているのがとても素晴らしかったです。受講者全員のカットにそれぞれ個別指導が頂けたのも、さすが現場の第一線でご活躍されているクリエイターの力の賜だなあと感名を受けました。
 OJT(On the Job Training)という言葉には“制作現場で発揮する技能は現場と同様の環境で修得してこそ実力になる”という考えが内包されています。現場でレイアウトを上げて演出チェック(作監チェック)を通して修正が返ってくる、その繰り返しから納品物としてのレイアウトが完成していく、というようなまさに現場感を再現した講座を実現することができました。
 受講生からは「講座に参加する前と後ではパースについて考える機会が大幅に増えた。」、「画面を構成するにはどのような視点で取りかかるべきかを学ぶことが出来た。」また、「3週目の講座くらいから仕事の時に“レイアウトをとるのが上手くなった”と言われるようになった。」というような嬉しい声もありました。最終日には、より実戦的で貴重な演出論の講義もあり大変充実した講座内容になりました。