カナダ・ケベック訪問！（RIT事業2015）

　今年のカナダ・ケベック訪問RIT（Regional Industry Tie-Up）事業には過去最多の企業が参加し勢力的な活動を行いました。商談成立案件も過去最多となり4年間取り組んできた成果が如実に表れてきているという実感があります。
　2012年10月にカナダ・ケベック州のケベック映画・TV協議会（QFTC）とアニメ産業の地域間産業交流および企業間産業交流に関する協力覚書（MOU）を締結してから毎年取り組みを続けてきたRIT事業も今年で4年目を迎えました。本体事業が最長3年間というこの支援事業（初年は事前調査期間という扱いで、実質の2年目からが本体事業の1年目になる）は実は今年で最後、一応の節目を迎えることになりました。

○練馬企業がケベック企業に楽曲制作・現地コーディネートを発注。（2012年）
○ケベック企業が練馬企業にアニメ制作を発注。（2015年）
○ケベック企業のアニメ制作ソフトを練馬企業が導入。（2014, 15年）
○両地域の教育機関の間で姉妹校提携が結ばれる。（2014年）
○練馬企業とケベック企業がアニメの共同製作プロデュースで合意。（2015年）
○練馬企業がケベック企業の製品の代理店販売契約を締結、練馬のイベントで販売。（2015年）
○練馬企業がケベックに支社を設立予定。

　これらは4年間のRIT事業の取り組みで達成された成果の一例で、他にも商談継続中のものもあります。これら継続商談案件をぜひ制約に結び付けるとともに、過去4年間の交流で培った経験をいかして来年度以降もケベック州との地域間産業交流を継続・発展させていくことが今後の国内のアニメ産業の発展にも繋がるのではないでしょうか。

ケベック企業・現地日本企業等との交流会の様子